ワーホリに持っていく現金はいくら? オーストラリアはA$100〜200が目安

ワーホリに持っていく現金はA$100〜200が目安
  • オーストラリアのワーホリ、現金っていくら持っていけばいいんだろう?
  • カードだけでもなんとかなりそうだけど、現金ゼロもさすがに不安……

結論、宿泊費と空港からの移動費さえ払い済みなら、豪ドルの現金はA$100〜200くらいでしょう。

オーストラリアはカード払いがかなり浸透している国なので、「数か月分の生活費を現金で持っていく」なんて気合いを入れる必要はまったくありません。

とはいえ、現金しか使えないお店に当たったり、
決済トラブルやカード停止に見舞われたりすることもあるので、少額の現金は手元に残しておくと安心です。

この記事では「A$100〜200あれば絶対大丈夫」と決めつけるのではなく、自分に必要な現金額を計算する方法と、カード・現地口座との使い分け方を紹介していきます。

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オーストラリアのワーホリに持っていく現金はA$100〜200が目安

オーストラリアへワーホリに行くなら、持っていく現金は次の式で考えるとわかりやすいです。

A$100〜200 + 到着後に現金で払うと決まっている金額

このA$100〜200という基本額は、到着直後のちょっとした支払いや、カードが使えないときの保険のようなお金です。宿泊費や交通費など、現金払いが決まっているものがすでにあるなら、その分をプラスしましょう。

到着時の状況現金額の考え方出発前に確認すること
宿泊先と空港からの移動を支払い済みA$100〜200を基本にする利用予定の店や交通機関でカードを使えるか
空港からの移動費を現金で払うA$100〜200に運賃を加える運賃、深夜料金、支払い方法
到着後すぐに家賃などの現金払いがある契約上必要な金額だけを加える支払先、領収書、契約内容
到着後すぐに地方へ移動する現金が必要な交通費を加える途中の支払い方法、ATMの場所

宿泊費・空港移動を支払い済みの場合

オーストラリア準備銀行(RBA)の2025年調査によると、消費者の支払い回数のうちカードが73%、現金は15%にとどまっています。A$10未満の少額決済でも、約70%はカードで支払われているそうです。

オーストラリア準備銀行(RBAの調査結果の画像
引用:オーストラリア準備銀行(RBA)

この数字を見ても、都市部の日常的な支払いをすべて現金でまかなう必要はなさそうです。最初の宿泊先や空港からの移動をすでに払い終えていて、海外で使えるカードも用意しているなら、冒頭の基本額をひとつの目安にして大丈夫でしょう。

とはいえ、現金がまったく不要になったわけではありません。

同じRBAの調査では、電子決済が使えないときに備えて現金を持つ人も多く、財布に入っていた現金の中央値は約A$65だったとのことです。

オーストラリア人の平均現金保有は$65であることを示す画像
引用:RBA

ちなみに、このRBAの調査はオーストラリアの一般消費者を対象にしたもので、ワーホリで渡航する人だけを調べたものでも、海外から来る人向けに金額を推奨しているものでもありません。

この記事では、この決済状況に加えて「到着直後はまだ現地の支払い方法に慣れていない」という点も考慮し、日常の予備よりちょっと多めのA$100〜200を基本の目安にしています。

到着後に現金払いがあるなら予定額を上乗せする

この基本額が使いやすいのは、カードをメインの支払い手段にできる場合です。

空港送迎や長距離バス、最初の滞在先などで現金払いが指定されているなら、料金を確認したうえで必要額を足してください

たとえば、現金でA$80の移動費を払う予定があるなら、持っていく額の目安はA$180〜280になります。

逆に、宿泊費も移動費もカードで払えるなら、「念のため」というだけの理由で大金を持ち歩く必要はありません。

家賃などまとまった額を現金で求められた場合は、持参額に加える前に、契約相手や契約内容、州・準州の公的な賃貸ルールを確認しておきましょう。詳細がはっきりしない相手に、到着直後から大金を渡すのは避けたほうが無難です。

ビザの必要資金と持参する現金は別に考える

日本人が申請するワーキングホリデービザ(サブクラス417)では、滞在中の生活費とオーストラリア出国にかかる費用を用意しておくことが求められます。

在日オーストラリア大使館の案内では、最初の滞在に通常約A$5,000、それに加えて帰国または次の目的地までの旅費が必要とされています。

ただ、これは「滞在を始めて、帰国または次の目的地へ移動できるだけの資金があるか」を示すためのものです。約A$5,000をすべて紙幣で持ち歩くようにという公式な記載は見当たりません。

ビザに必要な資金と、到着時に持っていく現金は分けて考えるのがおすすめです。 生活資金は銀行口座などで管理し、持ち歩く紙幣は到着直後に必要な分だけに絞ったほうが、盗難や紛失のリスクを抑えられます。

ビザ要件は変更されることもあるので、申請時には在日オーストラリア大使館の案内とオーストラリア内務省の最新情報もあわせて確認してください。

ワーホリ資金は現金・カード・現地口座に分けて持っていく

ワーホリの資金は、ひとつの方法に集中させず、現金・カード・現地口座で役割を分けておくのが基本です。どれかひとつが使えなくなっても、別の方法で支払える状態を作っておきましょう。

支払い手段主な役割注意点
豪ドル現金到着直後の少額決済、現金のみの店、決済障害への備え紛失・盗難時に戻りにくいため、大金を持たない
クレジットカード宿泊、買い物、オンライン予約、予備資金海外事務手数料、利用限度額、保険条件を確認する
デビットカード・Wiseなど口座残高内での決済、両替、ATM引き出し為替レート、ATM手数料、無料利用枠などの最新条件を確認する
オーストラリアの銀行口座給料の受け取り、家賃、長期の生活費開設条件、口座維持費、送金方法を確認する

出発時は、少額の現金に加えて、発行会社や国際ブランドが違うカードを2枚用意しておくと、一方が使えないときも慌てずに済みます。現地口座を開設したあとは、生活費や給料の受け取りを口座に移して、持ち歩く現金を増やしすぎないようにしましょう。

Wiseのようなデビットカードや海外送金サービスも便利な選択肢ですが、すべての支払いを1枚に集約するのはあまりおすすめできません。紛失、磁気不良、不正利用検知、ATMとの相性など、いろいろな「まさか」に備えて、別のカードと現金も残しておいてください。

現金だけに頼らず、海外で使える予備カードも準備しておきましょう

ワーホリ用の現金をオーストラリアドルにする3つの方法

豪ドルの現金を用意する方法は、大きく分けて「日本で両替する」「現地ATMで引き出す」「オーストラリアの両替所を使う」の3つです。どれが必ず一番お得というわけではないので、手数料だけでなく、到着直後の使いやすさや安全性も含めて選んでみてください。

方法向いている人確認する費用・条件
日本で両替到着時に必ず現金を持っていたい人両替レート、手数料、受取方法
現地ATMで引き出す必要なときに必要な分だけ用意したい人ATM設置者・カード会社の手数料、為替、利息
現地の両替所を利用複数店の受取額を比較できる人表示レート、手数料、最終的な受取額

日本で出発前に少額だけ両替する

到着した瞬間から現金を持っていたいなら、日本で基本額だけ両替しておくのが一番わかりやすい方法です。

空港に着いてからATMや両替所を探し回らずに済みますし、万が一カードがすぐ使えなくても、少額の支払いはこなせます。

両替するときは、手数料の表示だけを見るのではなく、「日本円をいくら払うと、豪ドルをいくら受け取れるか」で比べてみてください。

まさあき

為替レートは日々動くので、申し込む当日の条件を確認するのを忘れずに。

現地ATMから必要な分だけ引き出す

海外ATMに対応したデビットカードやクレジットカードがあれば、現地で豪ドルを引き出せます。大金を日本から持ち込まなくても、必要になった分だけその都度補充できるのが利点です。

ただ、デビットカードでの出金とクレジットカードのキャッシングでは仕組みが違います。クレジットカードのキャッシングは利息が発生することがありますし、カードによって海外ATMが使えるかどうか、返済方法もまちまちです。

出発前に暗証番号、利用限度額、手数料、返済条件まで確認しておきましょう

オーストラリアの両替所を利用する

日本円の現金を持っていって、オーストラリアの両替所で豪ドルに替える方法もあります。複数の両替所を比べられる場所なら、「この日本円に対して最終的にいくら豪ドルを受け取れるか」を聞いてみると判断しやすいです。

一方で、営業時間外や地方だと、すぐに両替所が見つからないこともあります。到着直後に使う現金まで現地両替に頼るつもりなら、場所と営業時間は事前に調べておいたほうが安心です。

オーストラリアのATMで現金を引き出すときの注意点

ATMは便利な反面、画面の指示どおりに進めると、思わぬ換算や手数料が上乗せされていることがあります。カードを入れる前に、「どこで費用が発生するのか」だけでも頭に入れておきましょう。

ATM設置者・カード会社・キャッシング利息の3種類を確認する

海外ATMでは、ATM設置者の利用料と、カード発行会社の海外ATM手数料や為替関連費用が別々にかかることがあります。クレジットカードのキャッシングなら、そこに利息も加わります。

ATM設置者の手数料は、確定前の画面に表示されることが多いので、金額を見て納得できなければキャンセルして別のATMを探しましょう。カード発行会社側の費用はATM画面だけではわからないので、公式サイトや会員規約でチェックしておいてください。

ATMでは日本円換算を断り、現地通貨のAUDを選ぶ

ATMで「JPYで確定するか」「AUDで処理するか」と聞かれることがあります。ここでJPYを選ぶと、ATM側が日本円に換算するDCC(Dynamic Currency Conversion)が適用され、独自の為替レートや追加費用が含まれてしまうことがあります。

Visaも、DCCを使う場合は換算レートや追加費用を確認し、よくわからなければ換算を断るよう案内しています。基本は「Without conversion」「Decline conversion」などを選んで、現地通貨のAUDで処理するのが安全です

ただし、AUDを選んでも、カード会社の為替関連費用やATM設置者の手数料、キャッシング利息が別にかかることもあります。表示はATMによって違うので、確定前に金額・通貨・手数料をひと目確認する習慣をつけておきましょう。

参考:Visa「Dynamic Currency Conversion」(2026年8月3日確認)

銀行併設ATMを安全な時間帯に利用する

ATMを使うなら、周囲が明るくて人目のある場所を選びましょう。できれば銀行の支店に併設されたATMを営業時間内に使うと、万が一カードが戻ってこないなどのトラブルがあっても、その場で相談できます。

暗証番号を入力するときは手元を隠し、見知らぬ人に操作を手伝わせないように。出金後は、その場で現金を数え続けたりせず、さっとしまってから移動するのがおすすめです。

出発前に確認する現金・カードの安全対策

持っていく金額を決めるだけでなく、「使えなくなったときどうするか」まで準備しておくことが大切です。
出発前に、次の3点をチェックしてみてください。

1.現金とカードの分散先を決める

現金とカードを全部同じ財布に入れてしまうと、財布ひとつ失くしただけで支払い手段をすべて失うことになります。日常使いの財布には必要な分だけを入れて、予備の現金とカードは別の安全な場所に分けておきましょう。

移動中の貴重品は、預け荷物ではなく自分で管理できる手荷物に入れるのが基本です。ただし、パスポート・全カード・全現金を一つのポーチにまとめてしまうのも避け、万が一失くしても生活を続けられるような分け方を考えてみてください。

2.暗証番号・海外利用設定・アプリ・緊急連絡先を確認する

日本ではタッチ決済が主流でも、海外のATMや一部のお店では暗証番号を求められます。出発前にカードの暗証番号を確認し、海外利用や海外ATMの設定が必要なら有効にしておきましょう。

カード会社のアプリにログインできるか、利用通知や一時停止の操作ができるかも確認しておくと安心です。
紛失・盗難時の連絡先だけは紙や安全な場所に控えておき、暗証番号やセキュリティコードは絶対に保存しないようにしてください

3.A$10,000以上を持ち込む場合は申告する

オーストラリアに持ち込める現金の額そのものに上限はありません。ただし、豪ドルと外貨の現金、トラベラーズチェックなどを合わせてA$10,000相当以上を持ち込む場合は申告が必要です

申告を避けるために同行者に分けて、一人あたりA$10,000未満にする、という抜け道も認められていません。該当しそうな場合は、出発前にAUSTRACのオンライン申告方法を確認しておきましょう。銀行や送金サービスを通じて電子的に送金する場合は、旅行者が現金を運ぶときの申告とは扱いが異なる点にも注意してください。

参考:Australian Border Force「Currency (cash)」AUSTRAC「Moving money overseas」AUSTRAC「Cross-border movement reports」(2026年8月3日確認)

ワーホリの持ち物を一通り見直したい方は「オーストラリアのワーホリで持って行ってよかったもの」、出発までの手続きは「ワーホリのやることリスト完全版」もあわせてチェックしてみてください。

まとめ|ワーホリに持っていく現金はA$100〜200を基本にする

オーストラリアのワーホリに持っていく現金は、宿泊費や空港からの移動費を払い済みならA$100〜200が基本の目安です。現金払いの予定があるなら、料金を調べて、その分だけ上乗せしましょう。

生活費を全部現金にしてしまうと、紛失や盗難のときのダメージが大きくなります。豪ドルの現金、複数のカード、渡航後に開く現地口座に資金を分けておいて、どれかひとつが使えなくなっても支払える状態を作っておいてください。

現金額を決めたら、現金とは別に使えるカードも用意し、海外利用設定と暗証番号も忘れずに確認しておきましょう。

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