NFTは保有しているだけで価格が上がる可能性があり、新たな投資方法として注目されています。NFTはで、家や車のローンを組むために担保として扱われる事例もあり、海外での利用が進んでいます。

また、NFTは投資だけでなく、さまざまな遊び方もあります。例えばアイドルグループや日本の絵画などをコレクションしたり、野球やサッカーなどの試合結果が反映されて仮想通貨を獲得できたりします。

そこで今回の記事では、NFTを保有する楽しみ方と遊び方を中心に解説していきます。
NFTが初めての方でも購入方法などを画像付きで詳しく解説いたしますので、誰でも今日からNFTに触れられます。

NFTに少しでも関心がある方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

NFTが注目されている3つの理由

NETが注目されている理由は次の通りです。

コミュニティを作れる。
唯一無二の作品を作れる。
NFTを担保できる。

1つずつ詳しくみていきましょう。

1.コミュニティを作れる

NFTはコミュニティを形成できる機能があります。
例えば、ある人気アーティストのNFTを持っていると、限定コミュニティに参加できるので同じ価値観の人と繋がれます。

NFTのコミュニティは、「Discord(ディスコード)」というアプリを使って集まることが多く、イベントを告知したりコミュニティ限定のNFTを販売したりして交流を深めています。

コミュニティは好みのNFTについて情報交換できるだけでなく、求人募集もあるので仕事を獲得できる場合もあります。NFTはコミュニティに参加する目的で購入されることが多いのも特徴です。

2.唯一無二の作品を作れる

NFTは世界で唯一無二の作品を作れるのでコピーなど不正利用される心配がありません。
例えば、従来は人気アーティストのCDが限定販売されたとしても、データをコピーできたり改ざんできたりしたため何枚も同じCDが出回ってしまい、価値を見出せませんでした。
おまけに偽物も販売されてしまい、信頼性を担保できない問題もあったのです。

しかし、NFTは「ブロックチェーン」という最新の技術を使っています。ブロックチェーン技術は、取引データなどを1つのチェーンに細かく記録していくため、データの改ざんやコピーなどの不正利用は極めて困難です。ブロックチェーンは最初に作品を作った人の記録はもちろんですが、販売記録や現在誰の手元にあるかすべて記録されているので、信頼性の担保につながります。

3.NFTを担保できる

アメリカではNFTを担保にして家や車のローン、教育ローンなどを借入した事例もあります。アメリカは日本よりもNFTに対する理解や技術が進んでいるため、高価格のNFTを担保して住宅を購入する人もいます。

また、NFTはブロックチェーン技術を使っているので、デジタル鑑定書や所有証明書を簡単に発行できます。従来のように複雑な契約書類を提出する必要がないので、不動産業との相性が抜群です。

最近では日本の不動産企業もNFTに注目し始めているので、紙のデータではなく、NFTのデジタルデータを使って情報管理する日が訪れるでしょう。NFTは価値ある作品を保有していると、NFTを元手に資金を借りられるメリットもあります。

NFTの事例を紹介

NFTは音楽や絵画、ゲームなどさまざまなものが出品されています。
ここでは実際にNFTとして出品されている事例を5つみていきましょう。

坂本龍一氏のデジタル音源
東京メトロ(CRUPTO METRO)
美人画NFT
DOT’S(ドッツ)
CryptoPunks(クリプトパンクス)

1つずつ順番に解説していきます。

1.坂本龍一氏のデジタル音源

坂本龍一氏の代表作である「Merry Christmas Mr. Lawrence」の楽譜と音源が、NFTとして出品されています。Merry Christmas Mr. Lawrenceは、坂本龍一氏が闘病中であった2021年に唯一レコーディングスタジオで演奏された曲のため、非常に価値のある音源です。

楽譜は全部で595音あり、1音ずつデジタル分割して販売されています。595音が揃って初めて「1曲」になります。NFTの音源は1音ずつすべてナンバリングされているため、坂本龍一氏が作成した楽譜であると証明できるので、間違って購入する心配はありません。
購入方法は日本のNFTマーケットプレイスである「Adam by GMO(アダムバイジーエムオー)」に無料会員登録すると購入できます。

2.東京メトロ(CRYPTO METRO)

東京メトロ(CRYPTO METRO)は、すでに引退した車両をNFT化して制作し、販売するプロジェクトです。NFT化されているのは有楽町線と副都心線7000系車両です。

東京メトロのNFTは現在11個のアイテムが販売されており、ファンや電車好きな人を中心に購入されています。また、NFT独自の保有者限定コンテンツもあるので、コミュニティ参加者同士で盛り上がりを期待できます。

東京メトロ(CRYPTO METRO)は、日本のNFTマーケットプレイスである「Adam by GMO」で購入できます。

3.美人画NFT

美人画NFTとは、漫画家の東村アキコ氏が制作している着物姿の女性の絵画です。
美人画には日本の四季や、女性の着物の合わせ方などが表現されており、作品1枚1枚にストーリーがあります。

どこか懐かしさを感じられる作品が多く、見るだけでも楽しめます。

また、美人画のNFTを保有すれば、アイテムや画像をSNSに投稿したり、アイコンに設定できたりします。美人画には、日本オリジナルの着物や景色など美しさが表現されているので、メッセージカードとして友人や家族に送ってみても良いでしょう。

美人画の購入は日本のNFTマーケットプレイスである「Adam by GMO」です。なお、こちらの作品は日本円だけでなく、仮想通貨のETH(イーサリアム)も利用できます。

4.DOT’S(ドッツ)

DOT’S(ドッツ)は、どこかホッコリするようなドット絵がたくさん制作されています。
例えば、パン屋や魚屋、芸術家、ホテルマンなどといった職業のユニフォームを着用した人物、動物、お寿司などの食べ物もあるので、見るだけでも十分楽しめるNFTです。

DOT’S(ドッツ)は主にSNSのアイコンとして使用されているので、購入したらTwitterやInstagramなどのアイコンに設定してみてはいかがでしょうか。

DOT’S(ドッツ)はAdam by GMOで購入できますので、気になる方はぜひ覗いてみてください。

5.CryptoPunks(クリプトパンクス)

CryptoPunks(クリプトパンクス)は、仮想通貨ETH(イーサリアム)のブロックチェーンを基盤にしているNFTです。

NFTが人気になった1つの要因としては、クリプトパンクスのようなデジタルアートが流行しているからといえます。クリプトパンクスは限定10,000点のみ発行され、1つ1つの作品が異なる属性を持っているのが特徴です。

中には、数億円ほどで取引されている作品もあり、2023年現在も非常に人気のあるNFTです。クリプトパンクスはSNSのアイコンに設定しているインフルエンサーもいるので、いかに注目度の高い作品であるかわかるでしょう。

クリプトパンクスを購入するには、仮想通貨のETH(イーサリアム)やウォレットの「MetaMask(メタマスク)」を用意する必要がありますので準備しておきましょう。

準備方法は後述いたしますので、ぜひ参考にしてください。

NFTの楽しみ方

ここまでNFTの事例を紹介してきましたので、興味を持たれた方もいるのではないでしょうか。次に自分でNFTを作ったり出品したりして楽しんでみましょう。実際に試してみるとNFTをよく理解できます。

NFTは誰でも簡単に作れますし、出品方法も決して難しくありません。
これから紹介する4つの方法を参考にし、NFTに触れてみてください。

自分でNFTを作ってみよう
OpenSea(オープンシー)への登録・NFT作成・出品する方法
NFTを販売したり、二次流通を利用したりして報酬を獲得する方法
NFTをメタバース上で展示しよう

1つずつ順番にみていきましょう。

1.自分でNFTを作ってみよう

NFTを作成するには、お絵かきアプリなどを使うと簡単に作成できるため、大人から子供まで楽しめます。まず、NFTを作りやすいアプリとして、ピクセルアート(ドット絵)を紹介いたします。
ピクセルアートは、次の3つが使いやすく簡単なため、おすすめです。
ぜひ、1つインストールして使ってみましょう。

・8ビットペインター
・Pixelable(ピクセラブル)
・Dottable(ドッタブル)

それぞれの特徴を簡単に紹介します。

8ビットペインター

8ビットペインターは、簡単にピクセルアートを描けるお絵描きアプリです。

直感的に操作できるだけでなく、ピクセルアート制作に必要な最小限の機能だけが搭載されているので複雑な操作がありません。スマートフォンでも簡単に操作できるのでスキマ時間で絵を描けるでしょう。8ビットペインターは、Apple版とAndroid版の両方でインストールできます。

Pixelable(ピクセラブル)

Pixelable(ピクセラブル)は、写真をドット絵にできたり、動くドット絵を作ったりできるアプリです。操作画面も見やすく機能も豊富なのが特徴です。
例えば、操作画面は全て日本語表記されているので、使いたい機能をすぐに選べるので迷うことなく操作できるでしょう。Pixelable(ピクセラブル)は、Apple版とAndroid版の両方でインストールできます。

Dottable(ドッタブル)

Dottable(ドッタブル)は、中級者向けのお絵かきアプリです。例えば自分で色を作る必要があるので少し手間がかかります。Dottable(ドッタブル)は、本格的にドット絵を作成したい人向きですが、操作自体は難しくないので、簡単に操作できます。特徴としては、写真をドット絵にできるのでお気に入りの写真を使ってもNFTを作成できることです。
Dottable(ドッタブル)は、Apple版とAndroid版の両方でインストールできます。

以上3つのアプリは、自分でNFTを作成するときに便利ですので、いずれかをインストールしてみましょう。

作品が完成したら、NFTマーケットプレイスに出品できるようになります。

OpenSea(オープンシー)への登録・NFT作成・出品する方法

お絵かきアプリを使って自身の作品が完成したら、NFTマーケットプレイスのOpenSea(オープンシー)へ出品してみましょう。

しかし、出品するにはいくつか準備することがあるので1つずつこなしていきましょう。
ここでは、OpenSea(オープンシー)に出品するための具体的な手順を7つ解説いたします。

仮想通貨取引所の口座を開設する
仮想通貨のETH(イーサリアム)を購入する
MetaMask(メタマスク)を開設する
イーサリアムをMetaMaskへ送金する
OpenSea(オープンシー)に登録する
OpenSea(オープンシー)でNFTを作成する
OpenSea(オープンシー)に出品する

では順番にみていきましょう。

1.仮想通貨取引所の口座を開設する

まず、NFTを出品するには仮想通貨取引所の口座が必要です。

なぜなら、NFTを売買するためには仮想通貨が必要になるため、仮想通貨取引所の口座がなければ出品できなくなるからです。仮想通貨の取引所は無料で簡単に作れますので、すぐに作ってしまいましょう。おすすめは国内の取引所であるCoincheck(コインチェック)です。登録は無料でできますし、作成時間も短いため当日中に開設できます。

なお、Coincheck(コインチェック)の口座開設方法は、こちらを参考にしてください。
(内部リンク)

2.仮想通貨のETH(イーサリアム)を購入する

Coincheck(コインチェック)の口座開設が完了したら、次に仮想通貨のETH(イーサリアム)を購入しましょう。なぜなら、ETH(イーサリアム)は、NFTの売買やゲームなどさまざまな場面で利用する仮想通貨なので、持っておくべき通貨といえるからです。購入するにはCoincheck(コインチェック)を使えば簡単にできるので、こちらを参考にしてください。

(内部リンク)

3.MetaMask(メタマスク)を開設する

仮想通貨のETH(イーサリアム)の購入までできたら、次はMetaMask(メタマスク)という専用のウォレットを開設しましょう。メタマスクがないと仮想通貨を保管したり、送金したりできずNFTを売買できません。NFTはメタマスクを開設して初めて、仮想通貨の送金や受け取りが可能になるため必ず開設しましょう。なお、メタマスクの開設方法も紹介していますので、こちらを参考にしてください。

(内部リンク)

4.イーサリアムをメタマスクへ送金する

先ほど購入したETH(イーサリアム)をメタマスクに送金して、ウォレットに入金していきましょう。送金方法はこちらを参考にしてください(内部リンク)

また、イーサリアムの送金処理には5分ほど時間がかかる場合もありますので、しばらく待ってみましょう。

5.OpenSea(オープンシー)に登録する

ETH(イーサリアム)をメタマスクに送金できたら、NFTマーケットプレイスのOpenSea(オープンシー)に登録しましょう。
ここでは、OpenSeaへの登録手順を画像付きで説明いたします。

手順1.まずOpenSea(オープンシー)の公式サイトへアクセスしましょう。

手順2.次に画面右上にあるアカウントマークを選択します。

手順3.アカウントマークの中にある「Setting(設定)」を選択します。

手順4.MetaMask(メタマスク)」を選択しましょう。

手順5.「署名の要求」という画面が表示されるので、「署名」を選択します。

手順6.「署名」を選択したら、OpenSea(オープンシー)とメタマスクの紐付けが始まります。

手順7.紐付けが完了したら、次にもう一度「Setting(設定)」を選択します。

手順8.「プロフィールの詳細」ページが表示されるので、ユーザー名とメールアドレスを入力しましょう。

手順9.入力完了後、ページ最下部にある「保存」を選択します。

手順10.入力したメールアドレスにメールが送られてきますので、「VERIFY MY EMAIL」を選択してください。

手順11.メール認証が完了します。

手順12.登録完了です。

以上がOpenSea(オープンシー)への登録方法です。

次にOpenSea(オープンシー)で出品するNFTを登録してみましょう。

6.OpenSea(オープンシー)で出品するNFTを登録する方法

手順1.アカウントの「Create(作成)」を選択します。

手順2.「新規アイテムを作成」の画面になりますので、お絵かきアプリなどで作成した自身の作品を入れましょう。

手順3.次に下の表にある項目を1つずつ確認します。

画像・ビデオ・オーディオまたは3Dモデル
サポートされているのはJPG、PNG、GIF、SVG、MP4、WEBM、MP3、WAV、OGG、GLB、GLTF。最大サイズ : 100MBまでです。
名前
作品名を入れます。
外部リンク
作品の詳細ページなどがあればURLを貼ります。
説明
アイテムの詳細説明を入れます。
コレクション
シリーズものや同じテーマの作品を1つにできます。
プロパティ
作品を詳細に設定できます。キャラクターの身長や体重、血液型などです。
レベル
作品のデータを数値化できます。特に設定しなくてもOKです。
統計
統計もレベルと同じで数値化できます。こちらも設定する必要はありません。
ロック解除可能なコンテンツ
ONにすると秘密のコンテンツを公開できます。特に設定しなくても構いません。
露骨でセンシティブなコンテンツ
アダルト系なコンテンツを公開するときに設定します。
供給
作品数を表しています「1」に設定しておきましょう。
ブロックチェーン
作品を公開するブロックチェーンを選びます。ここでは「Ethereum」に設定しましょう。
メタデータを凍結
設定しません。
作成
これまでの必要事項が入力できていれば、「作成」ボタンが押せるので押していきましょう。

以上の設定でNFTを作成できます。

手順4.「作成」ボタンを押すと上の画面が表示されますので、「私はロボットではありません」にチェックを入れましょう。

手順5.NFTが出来上がりました。

次は作成したNFTをOpenSea(オープンシー)に出品する方法を解説いたします。

7.OpenSea(オープンシー)に出品する

自分の作品の登録までできたら、いよいよ出品してみましょう。
ここでは出品の手順を解説いたします。

手順1.画面右上にある「販売」を選択しましょう。

手順2.販売の種類で「固定価格」か「時間帯オークション」が出ますのでどちらか選びます。(ここでは固定価格を選びます)

手順3.価格を設定していきます。例えば200円ほどで販売したいならETHの価格を「0.001ETH」としてみましょう。黄色い枠はアメリカドルで換算された場合を表していますので必ず確認しましょう。価格設定はETH(イーサリアム)になっており、日本円の設定はできません。

手順4.次に販売期間を設定します。

手順5.サービス手数料(ガス代)が最初だけ発生しますので確認しておきましょう。
(ガス代は出品のたびに発生するわけではなく、最初だけですので安心してください)

手順6.「リスティングの掲載を完了」を選択すればメタマスクと連動します。

手順7.「署名」を選択し選択しましょう。

手順8.アイテムがOpenSea(オープンシー)に出品されました。

以上が出品方法です。

次からは、NFTの楽しみ方の続きになりますので、引き続き参考にしてください。

NFTを販売したり、二次流通を利用して報酬を獲得する

NFTの楽しみ方としては、作品を出品して二次流通を利用して報酬を獲得し続ける方法もあります。例えば、Aという作品を出品するときに、制作者は「ロイヤリティ」を設定できます。

ロイヤリティとは、売買価格の一部が制作者に還元される仕組みをいい、制作者は自由に設定できます。Aという作品を出品するときに10%のロイヤリティを設定すれば作品が2次流通、3次流通で売れたときに制作者に10%ずつ還元されます。

二次流通で成功した事例は、日本のNFTである「CNJ(クリプトニンジャ)です。CNJは初期価格(一次販売)を安くしておき、ロイヤリティを高めにしました。
戦略の結果、買い手がどんどん増えていき、一次価格が上がったタイミングで転売され(二次流通)ロイヤリティを獲得し続けていきました。

NFTの魅力は、ロイヤリティの仕組みがあり、クリエイターに報酬が入り続けることでしょう。1つの作品が売れ続ければ、クリエイターは不労所得で報酬が入り続けるので安定できます。不労所得で稼ぎ続けられるクリエイターは新たな作品作りに集中できるため、良い作品を作り続けられます。

NFTをメタバース上で展示してみよう

自身の好きなNFTが集まったら、メタバースを利用して作品を展示できるサービスが注目されています。中でも注目されているのが、「OnCyber(オンサイバー)」というサービスで、NFTコレクターの方は自身の作品を見てもらうためにギャラリーを作っています。

また、OnCyber(オンサイバー)は操作も簡単にできるだけでなく、無料で使えるので人気になっています。最近では有名人も利用しており、例えば、元AKB48の小嶋陽奈氏もOnCyber(オンサイバー)を利用して、メタバース上に自身のNFTを展示しています。

集めたNFTは自身で鑑賞するだけでなく、「メタバース」という仮想空間を利用して展示会の開催も簡単にできます。メタバースは従来のように作品を展示場に運ぶ労力も必要なかったり、展示スペースの確保や施設使用料を支払ったりする必要がありません。

集めたNFTを多くの人に見てもらいたい人は、メタバース上に作品を展示できるOnCyber(オンサイバー)を利用してみると価値観の似た人が集まってくるでしょう。

NFTの遊び方

NFTはコレクションできたり、収益化できたりするなどさまざまな楽しみ方があります。
ここでは主にNFTの遊び方に注目していきます。

NFTゲームをプレイしてみる
他人が作ったNFTを購入しコレクションする
トレーディングカードを集める

1つずつ順番にみていきましょう。

1.NFTゲームをプレイしてみる

NFTはゲームをプレイでき(ブロックチェーンゲームとも呼ばれる)報酬として仮想通貨を獲得できます。集めた仮想通貨は日本円に現金化できるため、多くの人がNFTゲームをプレイしています。ここで注目されているNFTゲームを3つ紹介いたします。

1.Sorare(ソラーレ)

Sorare(ソラーレ)は、現実世界のサッカー選手をカード化したゲームで、本番の試合の結果が反映されます。選手が活躍したり、チームが勝ったりするとスコアに反映され、仮想通貨のETH(イーサリアム)を獲得できます。最近ではサッカーだけでなくMLB(メジャーリーグ版)もプレイできます。サッカーや野球好きの方は楽しみながらお金を稼げる
ので注目されています。

2.The Sandbox(ザ・サンドボックス)

The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、メタバース上にあるLAND(ランド)という土地を購入したり、レンタルしたりします。土地に家や美術館などの建造物を作りながらお金を稼げます。一部有料になっているものの、The Sandboxの通貨である「Sand(サンド)」は上場しているので日本円に換金することもできます。

3.the mars(ザマーズ)

the mars(ザマーズ)は、韓国の企業が開発している火星を舞台にしてゲーム内独自の仮想通貨であるマーズ(Mars)をマイニング(採掘)できる無料ゲームです。ゲーム内ではさまざまな乗り物が登場しており、種類によって稼働時間が異なります。通常は8時間に1回だけ乗り物を動かすとマーズ(Mars)を自動で採掘できます。

乗り物によっては1回起動するだけで16時間、20時間、24時間自動で採掘するため、アプリを起動する回数が減り手間がかかりません。

2023年現在Mars(マーズ)は未上場ですが、上場のためにアップデートしたり、プロジェクトを念入りに作ったりしているので、上場が期待されているゲームとして注目されています。

他人が作ったNFTを購入しコレクションする

NFTの楽しみ方としてはマーケットプレイスを通じて作品を購入し、コレクションする方法もあります。中にはシリーズものがあるため、気に入ったアーティストの作品を集めてコレクションしている人もいます。先述したように集めたNFTはメタバース上に展示できるので、個展を開くことも可能です。

ここでは、海外で有名なNFTマーケットプレイスのOpenSea(オープンシー)と日本のマーケットプレイスのAdam by GMO(アダムバイジーエムオー)に登録して、NFTを購入する手順を解説いたします。

OpenSea(オープンシー)でNFTを購入する方法

手順1.まず、OpenSeaの公式サイトへアクセスしましょう。

手順2.好きなNFTを選択します。

手順3.NFTが決まったら「カートに追加」を選びましょう。

手順4.「購入を完了」を選択します。

手順5.ガス代を支払い「続行」をクリックしたら購入完了です。

以上がOpenSea(オープンシー)でNFTを購入する方法です。

Adam by GMO(アダムバイジーエムオー)に登録する

次にAdam by GMOでNFTを購入する手順を説明いたします。
最初に新規登録していきましょう。

手順1.Adam by GMOの公式サイトへアクセスします。

手順2.新規登録をクリックします。

手順3.メールアドレスを入力しましょう。

手順4.メールが送信されます。

手順4.登録したメールアドレスにメールが届いているので開封しましょう。

手順5.ユーザー設定を行っていきますので、パスワードを設定します。

手順6.国や地域、生年月日を入力していきましょう。

手順7.利用規約、サービス手続き蘭にはそれぞれ「レ点」を入れ「次へ」をクリックします。

手順8.次に携帯番号を入力し、「SMSを送信する」を選択します。

手順9.SMSで届いた認証番号を入力しましょう。

手順10.「認証して完了」を選択したら登録完了です。

Adam by GMO(アダムバイジーエムオー)でNFTを購入する

Adam by GMOの登録が完了したらNFTを購入できるようになります。
ここでは、NFTの購入手順を解説いたします。

手順1.購入したいアイテムを選びましょう。

手順2.アイテムの詳細ページを開きます。

手順3.購入情報を確認します。

手順4.次に支払い方法を決めましょう。
(ここではイーサリアム(ETH)を選択します。)

手順5.注文情報を確認し、支払い手続きへ進みます。

手順6.支払い手続きの詳細を確認します。

手順7.MetaMask(メタマスク)と接続しましょう。

手順8.「接続」を選択します。

手順9.金額やガス代などを確認しましょう。

以上がAdam by GMOでNFTを購入する手順です。

トレーディングカードを集める

トレーディングカードにはNFT化されたものが出品されています。
例えば、SKE48やNBA Top Shot、ももいろクローバーZなどのアイドルトレカが注目されています。特にNBA Top Shotは日本円で数千万円の価格がついたカードもあります。

トレーディングカードは、ただのカードではなく音声データも組み込まれているものもあり、ファンにとっては貴重になっています。

NFTのトレーディングカードを購入するには、仮想通貨取引所が必要になります。
Coincheck(コインチェック)という取引所を開設すれば、NFTトレーディングカードも購入できるためぜひ開設してみてください。

Coincheck(コインチェック)の開設方法はこちらのページを参考にしてください。
(内部リンク)

NFTの現状の課題について

現在NFTはさまざまな課題が出ており企業などが対応しています。
ここではNFTの課題について3つ解説いたします。

手数料が高い
偽物の商品を購入する恐れがある
法律で整備されていない

1つずつ順番にみていきましょう。

1.手数料が高い

NFTにはガス代と呼ばれる手数料が発生します。ガス代はNFTの価格や取引量、時間帯によっても左右されますので、銀行の手数料のように一定ではありません。

NFTはマーケットプレイスで売買できますが、ガス代は避けられないので、何度も取引していると高額になってしまいます。ガス代は、イーサリアム(ETH)をメタマスクに送金したときや、NFTを購入した場合も発生しますので、利用者の負担になっています。
ガス代の価格は夕方ごろに比較的安くなる傾向があるので、可能な限り安い時間帯を狙っていき少しでも節約していきましょう。

2.偽物の商品を購入する恐れがある

NFTを購入するときは、信頼できるマーケットプレイスで購入するようにしましょう。
例えば、OpenSea(オープンシー)やRarible(ラリブル)、Adam by GMO(アダムバイジーエムオー)などが代表的なマーケットプレイスです。

なぜなら、NFTは作品をスクショして形や色を変えて出品するなどの詐欺行為もあるからです。しかし、紹介したマーケットプレイスはNFTの出品に審査を設けているところもあるため安心して購入できます。偽物のNFTの購入を避けるためにも大手のNFTマーケットプレイスを利用していきましょう。

3.法律で整備されていない

NFTは現在日本の法律では整備が追いついておらず、問題が発生してから対処する「後追い」の状態になっているのが現状です。例えば、NFTは「データの所有を可能にする」と言われていますが、民法上、所有権の対象とはならないものです。

つまり、NFTを購入して展示する場合などは制作者の許可なしに実施してしまうと違反になってしまうので、許可を取る必要があります。NFTは購入しても所有権まで獲得できないので、法整備が進んでいない現在では制作者と確認し合う必要がありますので注意しましょう。

NFTの楽しみ方でよくある質問

ここではNFTに関するよくある質問をまとめてみましたので、参考にしてみてください。

Q:出品したNFTが売れたら税金はどうなりますか?
A:NFTは買い手に渡った瞬間に税金が発生します。相手の手元に行き渡理、利益が出たら課税対象になるので忘れずに記録しておきましょう。なお、処理方法は「雑所得」として処理することになります。

Q:NFTの二次流通とはなんですか?
A:NFTは出品時にロイヤリティ(手数料)を設定できます。ロイヤリティを設定すると、2次、3次と流通し続けても制作者に報酬が入り続けます。仮に、ロイヤリティを5%に設定した場合は、5%の報酬が入り続けるためNFTのメリットといえます。

Q:NFTが売れたときは手数料が発生しますか?
A:発生します。例えば、NFTをOpenSea(オープンシー)に出品し、販売した場合は2.5%の手数料がかかります。作成するのは無料ですが、販売するときは手数料がかかることを覚えておきましょう。

Q:NFTゲームは未成年でもできますか?
A:NFTゲームは未成年でもプレイできます。対象年齢はゲームによって異なるため必ず公式サイトを確認しましょう。

まとめ

NFTの楽しみ方はゲームしたり、お気に入りのアーティストの作品をコレクションしたりとさまざまです。NFTはコミュニティに入る目的だけで購入する人もいるので、独自のイベントなども開催され、コミュニティ内は常に盛り上がりをみせています。

NFTの魅力は、ブロックチェーン技術を使っているため、コピーやデータの改ざんができず唯一無二の作品を作ったり販売したりできるところです。集めたNFTはメタバース上に展示もでき、価値観の似た人と繋がることもできるでしょう。

他にも現実世界にある野球やサッカーなどのゲームを通じて仮想通貨を獲得でき、日本円に換金できるので楽しみながら稼ぐことも可能です。NFTは多くの楽しみ方や遊び方があるので、この機会に1つでも購入してみてはいかがでしょうか。