
過去に積立NISAやiDeCo(イデコ)FXなどに投資した経験があるので、今度は仮想通貨に投資したいと考えている。
しかし、仮想通貨はハッキングされるリスクもあるから「やめておけ」という記事を読んだり、周囲も始めている人が少ないからなんだか不安・・・。
今回はこのように思われている方もいるのではないでしょうか。
確かに仮想通貨は価格変動が非常に激しかったり、ハッキングにあって資産を失ってしまったという話も聞いたりするので、不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回の記事では、仮想通貨のリスクだけでなくメリットや、安全に始められる取引所の紹介、仮想通貨の保管方法まで詳しく解説しています。
仮想通貨に興味があり、これから始めようと考えている方はぜひ最後まで読み進めてください。
仮想通貨でできること
最初に仮想通貨投資でできることをみていきましょう。
仮想通貨に投資すると次のようなことができます。
- 投資
- 決済
- 送金
- 寄付
- GameFi(ブロックチェーンゲーム)の独自通貨を法定通貨に換金できる
仮想通貨は法定通貨と変わらない投資方法なのでは?と印象を持つ方もいるでしょう。
しかし、仮想通貨は株と違い1円という少額で始められたり、海外で災害が発生した場合に寄付金として、瞬時に送金できたりします。
他にも、仮想通貨はゲーム内で獲得できた独自の通貨を法定通貨に変えられます。
仮想通貨を使ったゲームは「ブロックチェーンゲーム」と呼ばれており、歩いたり、寝たりするだけでゲーム内独自の仮想通貨やNFTを獲得できます。
獲得した仮想通貨は法定通貨に換金できることから注目を集めています。
仮想通貨を始めるときのリスク6つ
仮想通貨には次のようなリスクがあります。
- 価格変動が激しい
- 無価値になることもある
- 取引所がハッキングされることもある
- 取引所が経営破綻することもある
- 仮想通貨取引はインターネット接続が不可欠である
- 操作を誤ると資産を失う可能性がある
詳しく解説します。
1.価格変動が激しい
仮想通貨は毎日のように価格変動が発生しています。
価格変動が発生する理由は次の3つです。
- 仮想通貨は株やFXと比較して取引量が少ない
- 値動きに対する上限が決まっていない
- 法整備が進んでいない
仮想通貨は株やFXと比較して取引量が少ない
仮想通貨は株やFXなどの投資と比較した場合、まだまだ取引量が少ないと言えます。
取引量が少ないと通貨の流動性が低くなるため、価格変動が起こりやすくなっているのです。
仮想通貨の投資家は注文を入れたときにスムーズに取引できることを望んでいますが、流動性が低いので大きな金額の取引が発生した場合すぐに価格変動が発生してしまいます。
前日より10%以上の下落なども決して珍しくありません。
値動きに対する上限が決まっていない
仮想通貨は1日の価格変動幅の上限が定められていないという理由もあり、毎日価格変動が発生します。
株やFXは、1日の値動きに対する上限が決められているので、価格が急騰したり暴落したりする事態を防げます。
しかし、仮想通貨は上限なしで運用されているので、「価格が暴落した」などのニュースをよく見かける原因になっているのです。
法整備が進んでいない
仮想通貨市場は、近年の急速な発達のため法整備が進んでいないのも価格が安定しない理由です。
もし、仮想通貨に対する良いニュースが流れれば価格は上昇し、反対に悪いニュースが流れると下落します。
仮想通貨市場は法整備が追いついていないため、価格が不安定なのこともリスクです。
2.無価値になることもある
仮想通貨はある日突然暴落し、通貨の価値がなくなる場合もあります。
価格が暴落する理由は、各国の仮想通貨に対する規制があるときや、世界情勢などに左右されます。
例えば、2021年9月に中国が仮想通貨に関連する取引を全面的に禁止した事例がありますが、このときはビットコインが9%も下落しました。
中国のように各国が仮想通貨に対する規制を設けてしまうと一気に下落し、最悪の場合は保有している通貨が無価値になってしまうリスクがあります。
もし、保有している仮想通貨が無価値になったら、国からの保証を受けられるのか気になるのではないでしょうか。
2023年現在、法整備が進んでおらず無価値になっても保証を受けるのは残念ながら難しいでしょう。
3.取引所がハッキングされることもある
仮想通貨は、利用している取引所がハッキングされてしまうリスクもあります。
仮想通貨の取引所は国内や海外にいくつかありますが、過去に取引所がハッキングされた事例があります。
具体的には2018年に国内大手の取引所であるCoinCheck(コインチェック)がハッキングされ、およそ580億円が流出する事件がありました。
流出した仮想通貨は「ネム(NEM)」という通貨です。
事件が起きた原因は、ネム(NEM)をホットウォレットに保管していたことや、マルチシグを導入していなかったことが原因とされています。
事件後、CoinCheck(コインチェック)は、ネム(NEM)の保有者に謝罪し、日本円で返金し対応しました。
インターネットを通じて仮想通貨を保管するウォレット(財布)のこと。
常にインターネットに接続されているため、ハッカーなどの標的になりやすい。
マルチシグネチャーと言い、日本語では「複数の署名」という意味。
本人であるという証拠として使われる「署名」と同じでセキュリティを強化するためのシステム。
4.取引所が経営破綻することもある
仮想通貨は取引所が経営破綻するリスクもあります。
例えば、2022年11月に海外の取引所である「FTX」が経営破綻し、大きな話題になりました。
破綻した原因は、「FTXトークンは今後上がり続ける」という過度な期待です。
FTX社のCEOである「サム・バンクマンフリード氏」は有名な雑誌「フォーブス」に載るような億万長者で素晴らしい企業とであったため、「FTXトークンも価値がある」という幻想を持たれやすく、投資家が次々にFTXに投資していきました。
しかし、実際にFTXトークンは独自の通貨であり、ほとんど価値がありませんでした。
その結果、「FTX社は信頼できない」と評価されるようになり、資金が大量に流出し顧客にお金を支払えなくなり破綻しました。
仮想通貨は取引所の経営破綻も大きなリスクであるため、登録する取引所は慎重に選びましょう。
取引所の選び方は後述いたしますので、ぜひ参考にしてください。
5.仮想通貨取引はインターネット接続が不可欠である
仮想通貨を始めるためにはインターネット接続が必須です。
仮想通貨はデジタル通貨であるため、オフラインだと売買できないリスクがあります。
2023年現在は、パソコンやスマートフォンを使えばどこでも仮想通貨を取引できますが、通信障害が発生する可能性も考えられます。
例えば、2022年8月にKDDIで大規模な通信障害が発生しましたが、このような場合は一切取引できなくなってしまうのです。
仮想通貨はインターネット接続できないと入出金できず、希望価格で取引できません。
6.操作を誤ると資産を失う可能性がある
仮想通貨は送金時にアドレスを間違えてしまうと資産を失ってしまいます。
例えば、日本から海外に住んでいる家族にビットコインを送る場合、家族の送金アドレスを間違えてしまうとビットコインを失います。
仮想通貨は一度誤って送金すると、返金される可能性は極めて低くいでしょう。
他にも、送金アドレスには「BARN(バーン)アドレス」という、焼却アドレスが存在します。
最近では1,600万円のNFTをBARNアドレスに誤って送ってしまったため復元できず、資産を失った事例もあります。
仮想通貨を送金するときは、アドレスを手入力するのを避け、必ずコピーアンドペーストして正しいアドレスに送金しましょう。
仮想通貨を始めるときのリスクを下げる3つの方法
ここでは仮想通貨取引で失敗しない方法をを紹介していきますので、ぜひ取り組んでみてください。
- 税金分は分けておこう
- レバレッジ取引は避けよう
- 余剰資金を投資しよう
1つずつ順番にみていきましょう。
1.税金分は分けておこう
仮想通貨は1年間で20万円の利益を出したら確定申告が必要です。
20万円の利益とは仮想通貨を交換したり、売却したりしたときに発生しますので注意しましょう。
20万円の利益が出ても税金を払うのを忘れてしまいがちですが、納税義務があります。
なお、仮想通貨を20万円以上持っているだけで税金は発生せず、取引して利益が出た場合のみです。
仮想通貨の税金の決まり方は累進課税であり、雑所得に分類されます。
ここでは課税される金額の一覧表を記載しておきますので、参考にしてみてください。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
1,000円から1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円から3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円から6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円から8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
出典:国税庁(所得税の税率)
2.レバレッジ取引は避けよう
仮想通貨には「レバレッジ」という取引があります。
仮想通貨のレバレッジ取引とは、証拠金を口座に入れて担保することにより、証拠金の何倍もの取引が可能になります。
具体例として2倍のレバレッジをかけた場合は、100万円の証拠金があれば200万円分の仮想通貨を購入できます。
しかし、レバレッジ取引は手数料の発生や、追加保証もあるため慣れないときは資産が減ってしまうリスクもあるので注意しましょう。
初心者の方は「現物取引」での運用をおすすめします。
現物取引とは、取引時に算出されている実際の価格で取引を行う方法です。
例えば口座に50万円あれば、50万円分の仮想通貨を手数料なしで購入できたり、追加保証もなかったりするので簡単に取引できるので安心です。
3.余剰資金を投資しよう
仮想通貨は必ず余剰資金を使って取引しましょう。
もし、余剰資金がなく仮想通貨で儲けようとすると、生活資金を投資することになります。
生活資金の投資は、暴落したら借金するリスクがあるため絶対に避けましょう。
仮想通貨は1円の少額投資で始められたり、積立投資も利用できたりするので、小さく始めていきましょう。
仮想通貨を安全に取引する方法
ここでは仮想通貨を安全に取引する方法を5つみていきましょう。
- 詐欺に遭うリスクと対策方法を知る
- 仮想通貨をインターネット上に保管しない
- 投資する仮想通貨を分散する
- 利用する取引所を分散する
- ハッキング対策を実施する
順番に解説していきます。
1.詐欺に遭うリスクと対策方法を知る
仮想通貨は詐欺の被害に遭いやすい投資方法なので十分注意しましょう。
実際にあった詐欺の事例を紹介いたします。
- メールやチャットなどで「仮想通貨はすぐ儲かるから絶対に投資するべきだ」と連絡が来る。
- メールやチャットSNSで大手仮想通貨取引所のURLにそっくりなダイレクトメールが届く。
- ◯◯の通貨が近いうちに上場するから今が投資するチャンスと煽ってくる。
- 自宅の電話で「仮想通貨に関するアンケートに答えてくれたら、ビットコインを差し上げます」などの連絡が来る。
上記のような連絡があった場合は詐欺の可能性が高いため注意しましょう。
また、突然詐欺のような連絡があったり、実際に投資して困っている場合は、各関係機関に連絡をして対応しましょう。
相談先と連絡先を掲載いたしますので、困ったときは連絡してください。
相談先 | 連絡先 |
金融庁(金融サービス利用者相談室) | 0570-016811 |
消費者ホットライン | 188(局番なし) |
警察相談専用電話 | #9110 |
より詳しく知りたい方は、消費者庁の「暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください」を参考にしてください。
2.仮想通貨をインターネット上に保管しない
仮想通貨を購入して保有するときは、MetaMask(メタマスク)など専用ウォレットを用意して保管します。
しかし、メタマスクはホットウォレットのため、常時インターネットに接続した状態なので盗まれる危険性があります。
仮想通貨を保管するときは、インターネットと切り離して保管できるハードウェアウォレットを用意しましょう。
ハードウェアウォレットでおすすめは、「LEDGER(レジャー)」というものです。
LEDGERはインターネットを切り離した状態で仮想通貨を保管できるので、ハッキングリスクを大きく下げられ安全に取引できます。
また、ビットコインやイーサリアム、リップルを始め、5,500種類以上の暗号通貨に対応しており、話題のNFTの管理も可能になっています。
これから仮想通貨取引を始めたい方は、ぜひ購入しておきましょう。
3.投資する仮想通貨を分散する
仮想通貨は1つの通貨に投資し続けると、暴落したときにすべて資産を失うことにつながってしまいます。
例えばビットコインだけにすべて投資するのではなく、ETH(イーサリアム)や、XRP(リップル)などに分けて投資していけば、1つの銘柄が暴落しても資産を失いません。
仮想通貨を選ぶときのポイントは、時価総額に注目したり、1日の取引量をチャートで確認したりしましょう。
他にも、信頼できる仮想通貨を確認できるリストを参考にするのもおすすめです。
リストは金融庁に登録されている40種類の通貨を確認できます。
どの仮想通貨に投資したら良いか悩んでいる方は、参考にして購入する通貨を決めていきましょう。
他にもリスク回避の方法として、仮想通貨で利益が出たときにそのまま保有するのではなく、アメリカドルなどの法定通貨に換金しましょう。
もし、仮想通貨に信頼がなくなってしまうと無価値になるため、定期的にドルなどに換金するのもリスク回避になります。
4.利用する取引所を分散する
仮想通貨を安全に投資する方法としては、利用する取引所を分散させてみましょう。
先述したように、1つの取引所だけ使っているとFTXのように経営破綻したときに資産をすべて失うことに繋がってしまいます。
しかし、取引所をいくつか使っていると資産を分散できるため、緊急時にも安心して仮想通貨を運用できます。
信頼できる取引所を選ぶポイントは、金融庁が認可している取引所を選ぶことです。
仮想通貨取引所は、国内だけでなく海外にもありますが、まず国内の取引所から利用しましょう。
理由として海外の取引所は、金融庁の認可を受けていないためトラブル時にサポートしてもらえないからです。
仮想通貨を始めるときは、国内の取引所を複数開設して預け先を分散させていきましょう。
5.ハッキング対策を実施する
仮想通貨はハッキングされるリスクが常にあります。
しかし、ハッキング対策をしていれば仮想通貨が盗まれたり、個人情報が漏れたりするリスクを下げられます。
ここで誰でも簡単にできるハッキング対策を紹介いたします。
パスワードを複雑にする
ハッキング対策の1つ目としては、パスワードを設定するときにパスワードを複雑にする方法です。
具体的には、英語の大文字・小文字・数字や記号を混ぜ合わせて複雑化しましょう。
パスワードを複雑化すれば、不正にログインされるリスクを未然に防げるのでおすすめの対策方法です。
また、仮想通貨取引所口座を複数開設するときは、それぞれ異なるパスワードに設定するようにしましょう。
手間はかかりますが、同じパスワードを使い回すのはトラブルがあったときに被害が拡大する恐れがあるので避けてください。
2段階認証を設定する
ハッキング対策の2つ目としては、仮想通貨取引所で用意されている2段階認証を設定する方法です。
2段階認証とは、IDやパスワードの他に、登録しているスマートフォンにセキュリティコードを追加送信してログインする方法です。
2段階認証は、「Google認証システム」をインストールしておくと取引所の開設がスムーズになります。
Google認証システムは、iPhone版とAndroid版がありますので、インストールしておきましょう。
インストールは無料です。
セキュリティソフトを導入する
ハッキング対策の3つ目としては、セキュリティソフトを導入する方法です。
仮想通貨の取引はパソコンやスマートフォン、タブレットなどさまざまなデバイスで利用できます。
各デバイスにはセキュリティソフトをあらかじめインストールしておき、ハッキングの被害を防いでいきましょう。
特に「マルウェア」などのウィルスは、ホームページを閲覧したり、インターネットに接続したりするだけで簡単に感染してしまいますので非常に危険です。
おまけに種類は毎日増え続けているので、対策ソフトを必ずインストールしておきましょう。
安易にURLをクリックしない
ハッキング対策の4つ目としては、メールやチャット、SNSなどに送られてくるURLを安易にクリックして開封しないようにしましょう。
送られてくるURLは大手の取引所にそっくりに作られており、一見すると見分けが付きません。
しかし、仮想通貨の取引所が個人宛にメールを送ってくることはほとんどありませんので注意しましょう。
仮想通貨取引所がメールを送るときは個人が登録したときに、登録を確認するために送られてきます。
身に覚えのないメールが届いたら開封せずに無視しましょう。
もし、誤って開封するとマルウェアに感染し、個人情報を抜き取られてしまう危険性があります。
フリーWi-Fiの利用を避ける
ハッキング対策の5つ目としては、フリーWi-Fiを使いながら、仮想通貨取引するのを避ける方法です。
理由としてフリーWi-Fiは暗号化されておらず、通信内容を知られたり、盗まれたりする危険性があります。
他にもフリーWi-Fiにはウィルス感染を目的としたメールを送りつけられたり、なりすましされたりするリスクもあります。
対策方法としては次のことを実施していきましょう。
- 提供元が不明なフリーWi-Fiには接続しない
- パスワードを要求しないフリーWi-Fiは利用しない
仮想通貨を取引するときは、モバイルWi-Fiを使うなどしてハッキングの備えましょう。
仮想通貨取引の4つのメリット
次に仮想通貨を始めるメリットについて詳しく紹介いたします。
- 国際送金が可能である
- 個人間で送金できる
- 場所や時間を気にせず取引できる
- 少額で始められる
1つずつ順番にみていきましょう。
1.国際送金が可能である
仮想通貨は銀行と同じく国際送金が可能です。
仮想通貨は銀行と違い送金手数料を安くできたり、送金を速くできたりするメリットがあります。
銀行送金する場合は10万円送金したとしても、両替手数料や送金手数料を引かれてしまい、手元に残る金額は8万円ほどに減ってしまいます。
しかし、仮想通貨を送金すれば手数料は数百円程度でできるため、受け取り側も手数料を減らされず送金された金額とほぼ同じ額を受け取れます。
さらに仮想通貨は、送金したら当日中に着金できるなど、非常にスピーディなのも魅力と言えるでしょう。
2.個人同士で送金できる
仮想通貨は個人同士でも簡単に送金できます。
送金するときは相手が持っている「送金先アドレス」に指定の金額を送金するだけなので非常に手軽です。
しかし、銀行では送金者や受取人の名前を記入したり、金額が大きい場合は窓口担当者に質問されたりと手間が発生します。
仮想通貨は個人同士でも国境を超えて簡単に送金できるので、被災した地域や家族の支援も銀行を通すことなく誰でもできます。
仮想通貨は銀行と違い手続きを省きながら送受金できるのもメリットです。
3.場所や時間を気にせず取引できる
仮想通貨取引所は世界中で使えるのはもちろん、24時間365日いつでも取引できるのもメリットです。
例えば、株式投資する場合は東京証券取引所を利用することになりますが、営業時間は午前9:00〜午後15:00までと決まっていますし、土日は休日のため取引できません。
しかし、仮想通貨は時間や場所を気にせず、いつでも利用できます。
取引したい通貨があれば、価格をその場で確認して購入したり売却したりできるので希望価格で取引できるメリットがあります。
4.少額で始められる
仮想通貨は少額で始められるメリットもあります。
取引所によっては1円から利用できるので、非常に安い金額で始められるので金銭的な負担がありません。
投資を始めて経験する人は、仮想通貨なら少額で運用できるので非常におすすめです。
仮想通貨は経験してみると投資の知識も得られます。
さらに、仮想通貨は作られた目的があるので、共感できる通貨を探して投資してみると作った人を支援できるのも魅力です。
仮想通貨を始めるのに安心できる国内取引所5選
ではここで、おすすめの国内仮想通貨取引所を紹介いたします。
これから仮想通貨を始めたい方は、口座開設して運用してみてください。
- bitFlyer(ビットフライヤー)
- GMOコイン
- DMM.ビットコイン
- bitbank(ビットバンク)
- CoinCheck(コインチェック)
1つずつ順番にみていきましょう。
1.bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyer(ビットフライヤー)は2018年の設立以来、一度もハッキングされたことがなく、強固なセキュリティ対策を実施している取引所です。
また、ビットコインや(BTC)やイーサリアム(ETH)など21種類の仮想通貨を1円から購入できるので少額で取引できるためおすすめです。
他にも、bitFlyerは「Tポイント」をビットコインに換金できるサービスも実施しているので、ポイント投資しながら仮想通貨取引できます。
運営会社 | 株式会社 bitFlyer |
銘柄数 | 21種類 |
入金手数料 | ・銀行振込の場合は各銀行の所定金額 ・住信SBI銀行からクイック入金:無料 ・住信SBI銀行以外からクイック入金:330円(税込) |
出金手数料 | ・三井住友銀行への出金:3万円未満220円(税込)、3万円以上は440円(税込) ・三井住友銀行以外への出金:3万円未満550円(税込)、3万円以上は770円(税込) |
取引手数料 | ビットコイン:約定数量✖0.01 ~ 0.15%(単位: BTC) |
販売所手数料 | 無料 |
公式サイト | https://bitflyer.com/ja-jp/ |
2.GMOコイン
GMOコインは、仮想通貨の取扱銘柄数が24種類と多かったり、各種手数料が無料で利用できたりするのが特徴です。
各種手数料とは、即時入金手数料・日本円出金手数料などです。
特に即時入金手数料や日本円の出金、仮想通貨の送金手数料もGMOコインが負担してくれるので、金銭的負担を少しでも減らしたい方にとっておすすめの取引所です。
他にもGMOコインは、ビットコイン(BTC)の基礎知識や活用術など、初心者向けのコンテンツも公式ページに掲載されています。
例えば、ビットコインの換金方法やビットコインで何ができるのかなど、初心者にとってわかりやすくまとめたコンテンツがあるので仮想通貨についての学習もできるのが魅力です。
また、GMOコインは、つみたて暗号資産やステーキングの利用もできます。
運営会社 | 株式会社GMOコイン |
銘柄数 | 27種類 |
入金手数料 | 無料(振込手数料は負担) |
出金手数料 | 無料(大口出金の場合は400円) |
取引手数料 | ・Maker(メイカー):-0.01% ・Taker(テイカー):0.05% |
販売所手数料 | 無料 |
公式サイト | https://coin.z.com/jp/corp/lp/ |
3.DMMビットコイン
DMMビットコインは、レバレッジの取扱ができる仮想通貨が26種類と多くなっています。
取引手数料は、口座維持費用や出金手数料などが無料であるため、仮想通貨初心者にありがちな、こまめな出金も手数料なしで利用できます。
DMMビットコインの取引用のアプリには2つのモードがあります。
モードは初心者向けの「STモード」と、高度な取引に対応している「EXモード」があるので、取引に慣れてきたら高度な注文方法に切り替えていくと良いでしょう。
また、DMMビットコインは土日祝も含めた365日のサポートを実施していたり、LINEでの問い合わせにも対応していたりするためサポート体制が充実している取引所です。
各種操作方法など困ったことがあったら問い合わせできるので、仮想通貨取引が初めての方におすすめです。
運営会社 | 株式会社 DMM Bitcoin |
銘柄数 | 26種類 |
入金手数料 | 銀行振込:無料(銀行手数料は負担) クイック入金:無料 |
出金手数料 | 無料 |
取引手数料 | 約定数量÷取引単位×手数料額 |
販売所手数料 | 無料 |
公式サイト | https://bitcoin.dmm.com/ |
4.bitbank(ビットバンク)
bitbank(ビットバンク)は、2023年3月にエイプコイン(APE)、ガラ(Gala)、チリーズ(Chiliz)の3銘柄を新たに追加したことによって、仮想通貨の取引量が27種類になり、国内で一番多い取引所になりました。
bitbank(ビットバンク)は、セキュリティ対策も万全で、オフラインのコールドウォレットを採用したり、マルチシグを導入したりしておりハッキング対策にも力を入れています。
また、入金は土日を含めて24時間いつでもリアルタイムで日本円の入金が可能なため、取引したいときにいつでも対応できます。
運営会社 | ビットバンク株式会社 |
銘柄数 | 27種類 |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | ・550円 ・770円(3万円以上) |
取引手数料 | BTC/JPY ・Maker(メイカー):-0.02% ・Taker(テイカー):0.12% |
販売所手数料 | 無料 |
公式サイト | https://bitbank.cc/ |
5.CoinCheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)は、スマートフォンアプリのダウンロード数が480万を突破し国内取引所の中で一番多くなっています。
CoinCheckのアプリ画面はシンプルで見やすくなっており「売却」と「購入」の2つだけなので複雑な操作は必要ありません。
仮想通貨は500円から購入できますので、少額投資するのに向いているでしょう。
口座開設も1分ほどでできるためすぐに仮想通貨取引を開始できます。
また、Coincheckは過去に仮想通貨がハッキングされる事件がありましたが、過去を教訓にセキュリティ対策に力を入れているため同じ失敗を繰り返す心配はありません。
運営会社 | マネックスグループ |
銘柄数 | 17種類 |
入金手数料 | ・コンビニ入金 (3万円未満):770円 (3万円以上):1018円・クイック入金 (3万円未満):770円 (3万円以上):1018円 (50万円以上):入金金額×0.11% + 495 円 |
出金手数料 | 407円 |
取引手数料 | ・Maker(メイカー):0%〜0.050% ・Taker(テイカー):0%〜0.100% |
販売所手数料 | 無料 |
公式サイト | https://coincheck.com/ja/ |
仮想通貨を始めるときによくある質問
Q:仮想通貨の取引所は誰でも開設できますか?
A:20歳以上75歳以下であれば誰でも開設できます。口座開設の条件は取引所によって異なるので、公式ページを必ず確認しましょう。
Q:仮想通貨の投資は危険なのですか?
A:過去に破キングされたとこはあるものの、現在は取引所のセキュリティは強固になっているので安心して取引できます。
しかし、海外の取引所を使うときは、金融庁の認可を受けていないところもあるため注意しましょう。
Q:仮想通貨を始めるのに必要なものは何でしょうか?
A:必要なものは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの他に、本人確認書類(免許証やパスポートなど)、銀行口座が必要です。
Q:仮想通貨取引にある「販売所」と「取引所」の違いは何でしょうか?
A:販売所は、交換業者と直接仮想通貨を売買できる場所です。取引所とは、投資家同士が仮想通貨を売買するための場所です。初心者のときは販売所を利用していくと仮想通貨を買いやすいのでおすすめです。
まとめ
仮想通貨を始めるときの大きなリスクは、通貨を送金するときに誤って操作してしまうと一瞬にして資金を失ってしまったり、詐欺にあったりすることでしょう。
しかし、今回紹介した対策さえ実施していればリスクを減らせられるので、仮想通貨を安全に取引できます。
特に仮想通貨を保管するときは、インターネットから切り離した状態にして、ハッキングを防いでいきましょう。
仮想通貨取引の注意点は、すぐに稼ぐごうとしないことです。
稼ぎたいという欲求は焦りを生み出し、不慣れな取引(レバレッジ)をやってしまったり、生活資金を使ってしまったりして失敗します。
仮想通貨は少額でじっくりと時間をかけて運用していけば、利益を期待できるので、今回紹介した取引所を1つ開設し、仮想通貨取引を楽しんみてください。